低酸素トレーニング

         ―高地トレーニングと同じような効果―

            低酸素withマスクの誕生



          (注 ここではマスクをつけて寝る方法が出てきて、奇妙な感じをされる人も

              おられるかと思いますが、花粉症やカゼ引きの方が1日中、夜寝るときも

              マスクをしている人もいるのが現在の状況です。

              また今のマスクはそのように作られているだと言えます。



              トレーニングに使うペーパーマスクは使った感じでは、そのようなマスク

              よりは空気の通りもよさそうで、軽い低酸素状態を作り出してくれるものの、

              酸素が不足しすぎるような危険性はなさそうです。私が愛用しているマスクは

              近くのホームセンター・コメリで売っている発売元 藤原産業(株)の

              EValue ペーパーマスクです。今まで使ってみた中で空気の通りが良く、

              強く、長持ちします。低酸素効果が弱いと思われれば重ねて使えば調整

              できます。少しづつ無理をしないで行ってください。)





         プロローグ

       私は坐禅をする人ですが、坐禅の効果は「細い息」による

      ものだ、つまり呼吸量を少なくすることだと気付き低酸素坐禅の            

      方法を実践していました。

       一般的には細く長い腹式呼吸を目指すのですが、私はそれは

      必要ない、呼吸量さえ少なくすれば良いと結論付けました。

       自分の体験とお釈迦さんの残されたアーナパーナサティの方法

      と綜合しての答えでした。

      

       そのような坐禅で、悟りの状態も深まり、本の原稿(未出版)を

      書いていたころ、「ちょっと来て、見てみて」と妻に呼ばれて

      テレビを見ました。

       それは朝の番組で森光子さんと東山紀之さんとが出ていて、

      大阪でする舞台の宣伝をする番組だったようです。

       そこで不思議なものを見ました。低酸素テントの写真が映っ

      ていました。そのころ妻に「低酸素の効果」について良く話して

      いたのでテレビを見るように呼んでくれたのです。

       森光子さんは

      「東山君が若い子にいいからと言って、あまりにも熱心に薦めるので」

      などと話し、

       東山さんは

      「ほんとにいいんですから、寝る時間も少なくて済むし」などと

      言っていました。

       ほかの人たちが不思議な話を聞いて、多少引いている状態で

      東山さんは一所懸命に説明しかけては、森さんになだめられるように

      制止されているようでした。これは大切な東山さんが恥ずかしい思いを

      させないようにという親心のようなものだと思いました。

       東山さんはその親切も分かり、自分でも戸惑いを覚えて、どうせ

      分かってくれないというように、黙ってしまわれました。

       私も小悟の状態の時に多くの人に話してみましたが、東山さんと

      同じように、理解されず難儀したことを覚えています。

       ( 後に東山さんに小悟の状態であることを知らせるべくお便りを

        送ろうとしましたが、本人はもとより、事務所もあて先が

        分からず、彼へのお便りもできずにいました。その後テレビ局に

        相談して局に郵送して預けるという形でお送りしましたが、

        連絡はついていません。

         そのような訳で、彼に詳しく確認した上での記事ではない

        ことをお断りしておきます。)

       その番組を見て、私が想像するのには、彼は舞台で踊ったりする

      ことも多く、激しい運動にたえる体作りが必要なため、低酸素テント

      を使い始めたと考えられます。一種の高地トレーニングの効果を期待

      して始められたと考えています。

       そして使っている間に小悟に入られ不思議な状態になられたのだと

      推察します。この状態は体験者が少なく一般の人は知識もなく、

      まったく理解されないのだといっても過言ではないでしょう。



       彼が感じたであろう「どうせ分かってくれない」は私もずっと感じ

      ている不満な状態ですが、仲間を作る以外に、理解者は得られないの

      が現実だと思います。

       この状態をくわしく書いた権威のある本は今のところないのです。


        有酸素運動やスポーツトレーニングなどで「悟った人」をさがしています。  くわしくはこちら

              キーポイントは急に元気になり、こころが大変革した人です。

        集中力の強化や性格の改造には私がわずか4ヶ月で悟りに入れた「坐禅」をお勧めします。

             「サトレば人生が楽しくなる」や「分かりやすいダイジェスト版」をご参照ください。

                                       



              低酸素ルームと低酸素テント

          低酸素ルーム

       低酸素のトレーニングに関する効果は高橋尚子さんなどマラソン

      選手が高地トレーニングすることからもよく知られています。

       このことに着目して低地でも同様の効果をえるための方法として、

      低酸素ルームがあるそうです。二年前に聞いた話です。そのときの話

      では国立のセンターに一つあるだけだそうです。

       誰でも使えるわけではありません。



          低酸素テント

       これは一般に売られている優れものです。

          高酸素テントとして使う場合

       高酸素テントとしても使えます。スポーツ選手が骨折や肉離れなど

      ケガをよくしますが、このような場合に高酸素テントの中で過ごすと

      治りが早いそうです。

       全身と患部に多くの酸素が供給されて回復が早いのでしょう。

      サッカー選手のベッカムや阪神タイガースの金本選手などで実証済み

      だと考えています。

          低酸素テントとして使う場合

       運動に必要な持久力を支える、酸素を取り込む能力の向上のために

      使うときは、酸素を少なくした空気を送り込んで、この中で過ごす

      ことで高地にいるのと同じ効果が得られるとされています。

       メーカーは低地でトレーニングして、夜は高地で過ごす効果が得ら

      れることで持久力がつくとしています。

     



           低酸素トレーニングwihtマスク

       低酸素テントが市販されていることを知って、メーカーに問い合わ

      せてみました。いろいろなメーカーから売り出されていることを知り

      ましたが、車1台ほどの値段です。

       (国産軽自動車から高級外車までさまざま)

       私が買えたら買ってでもと考えました。坐禅のためにです。

       楽して悟れると考えたのです。それが可能なことが実証されれば

      多くの人に役立ちます。できるだけ簡単な方法を探していたのです。

       お金がないのでそれを買わずに、普通の状態で坐禅を続けました。

       ところが、それから1年以上たった頃に思いがけないヒントを得る

      ことができました。

       会社の若い人が

      「このマスクも一日使うと息苦しくなって二日は使えない」

      とペイントの吹きつけ塗装に使うマスクのことを話しているのが耳に

      入りました。

       「これだ」とすぐに直感しました。

       高価で買えないとあきらめていた低酸素テントの代わりになるもの

      だと考えたのです。

       とりあえず帰りにホームセンターによって、マスクを買ってみて試

      してみようと決めました。

       使ってみてマスクは空気を通しにくいものほど低酸素効果があるも

      のの危険性があることも分かりました。起きているときに付けている

      と息苦しく、寝ているときに使うと高山病と同じ状態になることも分

      かりました。

       このことを自分の体で生体実験したのだと考えています。

       またそのように人に話しています。

       いろいろなものを試してきましたが、現在私が気に入って使ってい

      るのはホームセンターで買った「藤原産業製のペーパーマスク」です。

       私にとって適当な低酸素効果があり、壊れにくい製品だと考えてい

      ます。



             低酸素トレーニングとしての効果

           (小さな効果でも続ければ、よい効果が)

       今回この文章を作成するキッカケとなったのは、ウォーキングを

      したときに、感じた酸素取り込み能力の向上の実感です。

       その日から夕方のウォーキングを1年半ぶりに再開しました。

      コースは強いアップダウンを含む1時間半の往復コースです。

       ストレス解消が目的です。このような時には、はや歩きが大切です。

      前のように、はや歩きをしました。上り坂にさしかかり、何か違和感

      を感じました。楽なのです。前にはハーハ―言っていたのに、きつい

      上りでも、楽に上れます。

       はじめは足が強くなったのかなとも思いましたが、どうも違う。

       息苦しくならない。

       やっと気付いたのは、

        「毎晩マスクをつけて寝ているせいだ」という事です。

      マスクはサトリの効果を維持し、さらにサトリを深めるためにしてい

      るのですが、酸素取り込み能力の向上という効果も上がっていたのだ

      と分かりました。

       私はウォーキングや山歩きが趣味ですが、マスクをつけて寝ている

      ことがそれに役立っていることも分かりました。

       これは低酸素テントのセールスポイントとなっている効果と同じで

      す。

      安上がりのマスクででも効果が得られることが分かったのです。

       

             有酸素運動withマスク

           (高地トレーニングのかわりに)

       ここまではマスクをして寝る場合の効果について書いた来ましたが、

      マスクをつけてする有酸素運動は普通にするよりは、酸素取り込み

      能力の向上効果がえられると結論してもよいと考えています。

       何か貧乏じみた考え方ですが、マスクをつけてのトレーニングは

      高地トレーニングの代用になるのではないでしょうか。つまり低酸素

      ルームでのトレーニングと同様の効果がえられると言えます。

       費用をかけずにできることをよく考えて、奇妙さや、カッコウが良

      くないことを辛抱できれば、直ぐにでも試せます。

       息苦しいときには針や千枚どうしなどで穴をあけてみるのも一つの

      方法です。



       このようなマスクをつけてのランニングなどの方法はすべての

      スポーツに役立つと思われます。                                          

       陸上競技、とくに中長距離。トライアスロン。水泳。サッカー、

      ラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボール、テニス、

      卓球などの球技。自転車競技。スキーやアイススケート。登山や

      山歩き。

       スポーツ以外にも

       ダンス、動きの激しい歌やミュージカル、なども息を切らさない

      スタミナがいりそうです。



      追記(2006.9.21

       最近知りました。新聞記事ではヘモグロビン増加を目的とする

      「低酸素ルーム」を禁止することを検討中だそうです。

       多分アメリカの競技団体でした。

       言いたいのは低酸素でのトレーニングで酸素取り込み効果が高く

      なるのはヘモグロビンの増加だと考えるのが正しそうだということ

      です。

      





                    注意

       寝ているときに使う場合は危険性を伴うことを考えて、起きている

      間に良く試してください。できれば歩くときに使い呼吸のしんどさの

      ない程度のマスクを使えば安全かと思います。

       「小さな効果でも続ければ大きなものとなる」を基本に、無理のな

      いように自己判断、自己責任でお願いします。